転職するときに有利な経験

サ高住への転職を考えている場合、有利となる経験として接客業や訪問介護での経験が挙げられます。サ高住は、介護度が高い入居者はあまりいません。しかし、体の機能的には問題は少ないけれど、人との関わりを求めている入居者が多いため、世間話のような何気ない会話を楽しくできることが大切です。また、人との関わりを多く持つことによって認知症の予防や運動不足を回避することもでき、入居者の健康維持につながります。そのため、入居者とのコミュニケーションをとることができる能力はとても大切です。接客業や飲食業の経験者は多様な人と接してきた経験があり、コミュニケーション能力が長けていることが多いため、転職の際に歓迎されるでしょう。

また、サ高住では身体的負担がかかる介護は少ないですが、ホームヘルパーが行うような簡単な家事は需要が高いです。そのため、訪問介護の経験も重宝されます。訪問介護の資格を所持しているとさらに有利になるでしょう。訪問介護の経験や資格がなかったとしても、家事が得意という人はその経験をアピールすることができます。

特に男性の利用者の場合、家事は全くできないという人も多くいます。冷蔵庫にある物で簡単に調理ができたり、さっと掃除をすることができたりするという能力は重要です。専業主婦しか経験がないから介護の仕事はあきらめているという人も、その豊かな家事能力をアピールすれば、就職活動の際の低評価にはならないでしょう。